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大阪市西淀川区の小学校４年生、松本聖香（せいか）さん（９）の遺体が遺棄された事件で、母親の美奈容疑者（３４）が、
「死亡直前にも（内縁の夫が）衰弱した聖香を殴っていた」と供述していることが大阪府警への取材でわかった。
聖香さんは自力でトイレに行けないほど衰弱していたことも判明。府警は度重なる虐待で衰弱死したとの見方を強めており、
殺人容疑も視野に内縁の夫の小林康浩容疑者（３８）らを調べる。
捜査関係者が明らかにした美奈容疑者の供述によると、聖香さんの体に暴行の跡が目立つようになったため、
小林容疑者が３月１１日以降学校を休ませ、食事の量を制限したほか、ベランダに放置するなどしていた。
４月始めごろから、聖香さんが失禁を繰り返すようになったことから、小林容疑者が腹を立ててさらに殴るなどしたという。
その後、小林容疑者は同５日午後４時ごろに聖香さんがベランダで意識を失っているのに気づき、室内に運び入れたが、
脈や呼吸がなく死亡したと思った。その後、小林容疑者の知人の杉本充弘容疑者（４１）が呼び出され、
美奈容疑者も仕事先から帰宅し、聖香さんの死亡を確認したという。３人はその後、同市淀川区の焼き鳥店で飲食し、
さらにカラオケ店や焼き肉店も訪れていたという。
府警は暴行や放置によって聖香さんの衰弱が進むなかで、
小林容疑者に「死んでも仕方がない」という未必の殺意が生じた疑いがあるとみて調べる。
大阪地検は１３日、美奈、小林、杉本の３容疑者を死体遺棄罪で起訴した。
朝日新聞 衰弱後も暴行 殺人容疑も視野に捜査 西淀川女児死亡
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2009/05/14(木) 12:20:26
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