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戦国時代を題材にしたゲームソフトのヒットをきっかけに、若い女性らに広がる戦国武将ブーム。
主要キャラクターの武将ゆかりの土地を訪れる「武将萌え」の女性観光客が後を絶たないなか、
伊達政宗の居城だった仙台城跡にある宮城県護国神社(仙台市青葉区)では最近、政宗の
アニメ風キャラクターのイラストを描いて奉納された絵馬がずらりと並んでいる。ただ、
護国神社は国に命をささげた郷土出身者の御霊が祭られる場所。
神社の性質とイラストとのギャップに、関係者は複雑な表情だ。
「政宗さまに会いに来ました!!」「BASARA最高やねん!!」
宮城県護国神社の鳥居脇に置かれている絵馬納所。ここには、家内安全や学業成就などの
願い事が書かれた絵馬を圧倒するように、片目に眼帯をした美少年風の政宗のイラストや、
政宗ゆかりの地を訪れた喜びなどが記された絵馬が掛けられている。
「最初は何でこんなアニメ風の絵が絵馬に描かれているのか分からなかった」と話すのは、
同神社権禰宜(ねぎ)の菊池重人さん。若い巫女(みこ)から、その絵が戦国武将をあやつる
アクションゲーム「戦国BASARA」の主要キャラクター、伊達政宗のイラストと教えられ、
同時に戦国武将ブームを知ったという。
同神社は、伊達政宗の騎馬像などでも知られる仙台城跡に明治37年、招魂社として創建された。
現在は宮城県出身の戦没者を中心に約5万6000柱の英霊が祭られている。
5月14日23時24分配信 産経新聞
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絵馬納所には戦国時代の武将、伊達政宗やその家臣、片倉小十郎らがアニメ風に書かれた絵馬が多数奉納されている
=仙台市青葉区の宮城県護国神社(豊吉広英撮影)(写真:産経新聞)
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