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★「かんぽの宿」はなぜ標的になったのか 6
竹中さんはこの時、「かんぽの宿」の問題について小泉さんがいちゃもんをつけるのかと
思っていたそうだ。
小泉さんは、郵政民営化反対の鳩山さんらが、突然郵政民営化推進派を攻撃し始めた
ことに対して非常に憤慨していた。当然、竹中さんはこのことに対して、小泉さんがはっきりと
クレームを述べるのかと思っていた。しかし、小泉さんは政治的な思惑も色々あったのだろうが、
直接的な言い方はしなかった。竹中さんは「なんだ」と意外に思ったそうだ。
今、大きな話題になっている「かんぽの宿」の問題は、郵政民営化反対と
郵政民営化推進派の内ゲバなのだ。
ところが、マスコミがそこのことを書かず、このところどんどん「竹中、西川、宮内がけしからん」
となっている。非常に一方的な報道ではなないかと思う。
日を追うごとにマスコミの報道が、鳩山さん側、つまり総務省寄りの報道になっている。
かんぽの宿が大きな問題になりながら、どんどん報道が一方的になっているのはおかしい。
鳩山総務大臣などはなぜ反対するのか
「かんぽの宿」の場合は、総務省の官僚が反対している。
非常に難しいのは、民営化して誕生した「日本郵政株式会社」の中にも、もともとの
郵政官僚で、民営化に反対の人たちがいるということだ。そういう人たちの内部通報も
色々出てくる。
麻生さんも「郵政の民営化には反対だった」と言っていたので、鳩山さんももともと
反対だったのだろう。だから、反対する官僚の動きに乗っかっている。
鳩山総務大臣たちには、郵政を総務省に取り戻したい、そこで自民党が抱えてきた
組織票も立て直して盛り返したい、という面があるのだろう。
田原総一朗の政財界「ここだけの話」 2009年3月19日
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