09/05/15 09:45:08 swR6i4Yg0
>>179の続き
私が現在携わっているM&A案件も、基本的には同様の考
え方で価値算定をしています。
総務相が決定的に間違っているのは、価値評価のルールを
無視し、まったく異なる物差しをあてがって高いの安いの
言っていることです。
100億円が適正価格かどうかは別として、収益力の低い事
業を一括売却してリストラクチャリングを急ぎたい日本郵
政と、買収することによって収益が見込めると判断したオ
リックス側との一致した認識がこの金額だったのでしょう。
これらが、上述の1と2と4の理由だったと思われます。
それを、安すぎるとして売却を認めなければ、景気後退が
進行している現在の状況を照らすと、日本郵政側の条件が
悪化する一方です。
これは、かんぽの宿の宿泊代を値上げして日本郵政が運営
したときの赤字を減らしたとしても効果はありません。
なぜならば、買収側のオリックスは独自に収益分析を行っ
たうえで100億円という金額を算出するからです。つまり、
この金額は過去にどのくらい黒字だったか赤字だったかと
いうこととは無関係ということです。