09/05/14 09:37:56 0
兵庫県新温泉町。
医師不足が深刻化する中、地方の公立病院を、1人の医師が去りました。
町の依頼でやって来た医師がなぜ、辞めざるを得ない事態に追い込まれたのか、取材しました。
先月まで公立病院に勤務していた麻酔科医の西垣秀一さん。
ところが、ある日突然、退職を求められたというのです。
<西垣秀一さん>
「民の発想を入れながら、まずは意識改革から入っていった」
ところが3年がたった今年4月、突然、馬場町長に呼ばれ、辞職を求められたというのです。
<町長~ICレコーダー>
「今日中に(退職届を)あげていただかないと辞令が出せませんので、届け出をされないとなると、分限免職という方法しかなくなる」
町長は期限までに退職届を出さないと、民間企業の解雇にあたる分限免職にすると発言しました。
4時間続いた議会でも、町長は明確な理由を明らかにしませんでしたが、
議員は、経営改革をしようとした西垣さんに対し、他の医師らが反対したのが原因ではないかと話します。
浜坂病院では医師が減るにに従って、病院の患者数も年々減少。
危機的な経営状況の中、累積赤字は30億円近くにまで達していました。
そこで西垣さんは病院の経営再建のために入院できるベッド数を増やすなどしましたが、
それが他の医師らの反発を招いたと言います。
はたして退職を求めた理由は何だったのか?
町長に取材を申し入れましたが―
<町長>(Q.医師不足の中、退職を求めた理由は?)「理由はこないだの議会の委員会でも報告をしたとおりです」
(Q.委員会でも説明不十分と言われてましたが…)「委員会で説明してますので」
突然求められた退職。
町からその理由が明らかにされずに、医師がひとり町を去っていったことに、町民の疑問と不安は残ったままです。
URLリンク(www.mbs.jp)