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★世界最古のビーナス像発見 3万5千年前、牙に彫刻
ドイツ南西部にあるホーレ・フェルス洞窟の遺跡から、約3万5000年前の後期旧石器
時代の人類がマンモスの牙で作った「世界最古のビーナス像」を発掘したと、ドイツ・
テュービンゲン大のニコラス・コナード教授が14日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
コナード教授は「彫像としても世界で最も古いとみられ、人類の芸術の起源を探るのに
貴重な発見だ」としている。
彫像は2008年、洞窟の入り口から20メートルほど奥の、地中約3メートルの粘土層
から動物の骨などとともに見つかった。6つの破片に分かれており、組み合わせると高さ
約6センチ、幅約3・5センチ、重さ33グラムのほぼ完全な女性像が復元できた。
豊満な乳房と大きな臀部が特徴のユニークな形状で、首から上は無く、本来頭部がある
べき部分にU字形のリングが付いている。ひもを通してペンダントのように使われたらしい。
脚は短く真っすぐ。2本の腕は腹部を押さえるように曲がり、細かく彫られた指も確認
できた。腹部には水平方向に何本も線が描かれ、衣類を表現したとみられる。
地層の年代測定から、女性像は少なくとも3万5000年前の作製と判断された。
欧州各地の遺跡から出土したほかの女性像より5000年以上古い。
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共同:URLリンク(www.47news.jp)