09/05/14 21:59:12 OVtEcqzz0
>>514,516
バイオ分野の表の脚光と裏の悲惨な真実とに関して交わされた二人の会話のずれの一因は
「トレンド」という言葉の意味の解釈を
(1) 流行り廃りの激しい一時的なものと捉えるか
(2) あるいは、大きな流れや方向性・趨勢と捉えるか
どちらに取っているかという問題も関わっていそうだね。
日常の日本語のカタカナ言葉としての用法は(1)に近いし、
本来の"trend"のつもりで使っているならば(2)なんだろうし。
さて、いわゆる「バイオ」という分野は、本当に大好きな人以外は近づいちゃ駄目な分野なんですよ。
・産業化できるまでに時間が掛かるから、職が増えるまでのミスマッチが大きい。
・自分で頭を振り絞らなくとも、言われるままに試験管を振っているだけで学位を貰える
ピペット奴隷が楽に学位を貰えると人気で大量の人が流入してきましたが、
実力を付けるべき時に実力を養わないと、一部の特権的に優遇される人以外は、後から苦労します。
根本的な原因は、どれくらいの成長性があり、どれくらい時間が掛かりそうかという点で
推進側は、戦略目標自体を間違えているんですよ。実は、早く成果が出る分野はちょっとズレたとこにある。
別に、産業的成果が早く出ないなら学問として駄目な分野なんて言う気はないけど、
流行だからというだけで参入する大量の人達は、どこを観ているのか見る目は無いのかとは思います。
バイオが大好きで心中しても本望という人じゃないならば、ヤメとくのが身の為です。
というか、大流行しているからというだけで進路を向けるような評価能力の無い人が大量に集まるから
上から、奴隷あつかいしても表面的な餌さえ与えれば文句を言わないだろうと舐められるんですよ。