09/05/14 03:41:22 gS3FQdZq0
>>786のつづき
ファッション、スキー、グルメ、自動車、マンションといった「モテ趣味」は、結局は「女にモテるための趣味」
なのだ。たとえば自動車趣味にしても、自動車そのもののマニア(車オタク)になってしまうと、とたんに女性に
敬遠される。オタク化した趣味は「自分自身のための消費」であって、女性のための消費ではないからだ。
にもかかわらず、萌える男は、自分自身のために消費する。すなわち、彼らは恋愛資本主義のルールと真っ向から
対立している存在なのだ。ゆえに、女性を喜ばせるサービス精神のない、自分勝手で失礼な男と思われる。
だから萌え趣味は、必要以上に批判され忌み嫌われるのだ。また萌え市場は恋愛資本主義市場そのものにとって
の敵とみなされるのだ。
「もうオタクと恋愛するしかない」---「脱オタク」ムーブメント
萌えオタクをダメ男と認定して恋愛対象から排除する、というのが2003年までの恋愛資本主義市場の一般的な
ルールだった。「負け犬の遠吠え」や「だめんず・うぉ~か~」は、そのルールに則って書かれたわけである。
しかし2004年に入ると、萌える男を恋愛資本主義のシステムにもう一度引き入れようという正反対の動きが
顕著になってきた。排除すれども嘲笑すれども、萌える男はそんな恋愛資本主義側の動向などお構いなしで、
その数は減るどころかむしろ増え続けている。そして、その間にも負け犬女性たちはどんどん高齢化していく。
萌える男は自ら望んで恋愛資本主義システムから逃散しているわけだから、そもそも負け犬女性たちに何を
言われても構わないのだ。そこで、恋愛資本主義システム側が一歩譲歩する形で、「オタク男に恋愛のルールを
教え込んで、恋愛のパートナーとして育て上げる」という新しいプログラムが作成された。それがインターネットの
匿名掲示板「2ちゃんねる」から誕生して100万部を超えるヒットとなった「電車男」(新潮社)なのだ