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香取市で昨年十一月、成田市七沢の千葉銀行小見川支店行員、沢田智章さん=当時(24)=が軽トラックに
ひかれ殺害された事件で、殺人などの罪に問われた香取市内の土木建設会社員の少年(19)の第二回公判が十二日、
千葉地裁(彦坂孝孔裁判長)であった。少年は自身の弁護人から質問を受けている途中に激高して退廷。
予定されていた遺族からの質問は行われなかった。
弁護人の被告人質問で少年は、父親への不満を繰り返し「殺せば刑務所に入れると思った」と供述。
「もうおやじには会いたくねえんだよ」と叫びながら机上モニターをたたき、制止する刑務官ともみ合った。
少年が出廷を拒否したため被告人質問は中止。被害者参加人として検察官席に座った沢田さんの母、美代子さん(52)
は少年の行為を間近にして驚き、涙を浮かべた。
少年の弁護人は「父親の話になると怒りが制御できなくなる」と説明した。精神鑑定の申請は取り下げた。
沢田さんの両親は閉廷後に会見し「(この日の質問の)場を失ったことは残念」と述べた。美代子さんは、少年の様子
について「事件の日もあんな精神状態だったのかと思うと、悲しみが増した」と心境を吐露した上で「息子のために
できることはこれ(被害者参加)しかない」とし、出廷し続ける意志を示した。
[千葉日報]2009年05月13日11時20分
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閉廷後の会見で少年に質問できなかった無念を語る沢田さんの両親=12日夕、千葉市中央区の県弁護士会館
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