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厚生労働省は5月12日に開かれた高度医療評価会議で、同会議が「高度医療評価制度」の
対象として条件付きで承認していた「ロボット支援下心臓外科手術」が、15日に開かれる
先進医療専門家会議で審議対象になることを明らかにした。専門家会議で承認されれば
「高度医療」(第3項先進医療)として、実施医療機関で保険診療との併用が可能になる。
「高度医療評価制度」は、薬事法上の承認がない医薬品や医療機器を使った技術でも、
一定の条件を満たせば「高度医療」(第3項先進医療)として、保険診療と併用できるように
なる仕組みで、昨年4月にスタートした。
第3項先進医療は、厚労省医政局の高度医療評価会議と、保険局の先進医療専門家会議が
2段階で承認する。
「ロボット支援下心臓外科手術」は、虚血性心疾患や心臓弁膜症(僧帽弁)などに対する技術
として東京医科大病院が申請。ロボットを用いた手術補助システムを使うことで精密な操作が
可能になり、内視鏡下の心臓手術を安全・確実に実施できるとしていたが、高度医療評価会議
では「虚血性心疾患以外の疾患では安全性が確認されていない」などの意見があり、虚血性
心疾患の冠動脈バイパス術に対象を限定するなどの条件付きで承認していた。
厚労省は12日の高度医療評価会議で、この技術について「適切な修正がなされていたことが
確認された」と報告。15日の先進医療専門家会議で、あらためて審議されることになると説明した。
URLリンク(www.cabrain.net)