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プーチン・ロシア首相は今回、閣僚のほか、地方自治体の首長や有力財界人ら総勢300人以上の
大訪問団を引き連れて来日した。来日した閣僚6人のうち首相自身を含め実に5人が、
「シロビキ(武闘派)」と呼ばれる旧ソ連国家保安委員会(KGB)など保安、治安機関の
出身者であることも関係者の間で話題となっている。
「シロビキ」閣僚は、KGB出身のプーチン首相、ベリヤニノフ連邦関税長官のほか、軍事政治学校を
卒業したクライニー連邦漁業庁長官、同じく軍参謀本部軍事アカデミーを修了したシマトコ・エネルギー相、
さらに、軍役後、検事としてキャリアを築いたコノワロフ法相の5人だ。「シロビキ」と無関係なのは、
国営公社「ロスアトム」のキリエンコ社長だけ。
ロシアでは、プーチン前政権下でKGB出身者が数多く政権内に登用され、指導部の8割が
「シロビキ」人脈になったという調査結果もある。メドベージェフ大統領はプーチン首相と双頭体制を
構築しているとされているものの、シロビキが依然強い権力を維持していることが訪日団の人員構成にも表れたようだ。
5月13日1時21分配信 産経新聞
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