09/05/12 17:10:11 0
・香川県の中学校で完全個室のトイレができたという。「誰にもバレず、心穏やかにウンコしたい」という
男子中学生の願いを思っての試みだそう。
完全個室のトイレを付設したのは、先月開校した香川県の高松市立第一中学校(生徒数341人)。
導入の経緯について、同市教育委員会は「級友にからかわれるのを気にし、ウンコを我慢する生徒もいる。
そうした生徒に配慮するために設置を決めた」と説明する。もともとは、市議の提案から始まったが、
当初は男子用トイレからすべての小便器を排除する「完全個室化」も検討したという。だが、しつけの
問題や掃除など管理面も考慮。保健室の隣にだけ設置するという「折衷案」に落ち着いた。
小学校と校舎を共有する同校では、校舎新築前にアンケートを実施。小学校4年生以上の高学年が
「洋式より和式がいい」と回答したのを受けて和式を増やす配慮もしたという。
「学校でウンコするのはタブーだった」という都内の会社員(31)は「もよおしたら、自宅に帰るまで
ひたすら我慢するか、他の学年のトイレで済ませていた。大便所に入ったのがバレて上から水を
かけられた級友もいました」と振り返る。
そういう意味で、今回の「個室トイレ」は画期的だが、実は同様の事例はこれまでにもあった。
トイレ関連企業7社が運営する「学校のトイレ研究会」は「これまでに小学校で2件。中学校で1件が
個室トイレを導入している」と明かす。
神奈川県の茅ケ崎市立松林小は、2003年の改装時に一部の校舎で導入。06年に開校した山口県の
下関市立豊北中も7カ所あるトイレのうち2カ所で完全個室化を実現したという。
茅ケ崎市教委によると「導入後に行ったアンケートでは、『トイレが新しくなってからウンチを我慢したか』
という問いに85.6%の生徒が『ない』と答えた」というから、成果はあったようだ。ただ、こうした措置を
取らざるを得ない学校側の心境は複雑だ。
個室トイレを導入したある学校の教頭は「多感な時期だというのは理解できるが、そもそも『排便が悪い』と
いう意識を持つことこそが悪い」と苦笑いする。(抜粋)
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