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特別在留許可を得るために偽の出生届を出したとして、神奈川県警は十二日、
公正証書原本不実記載・同行使容疑で、工員カムマニボン・パイトゥン(45)
=同県綾瀬市=らラオス人の男女三容疑者を逮捕した。
県警によると、在留資格目的の「偽装出産」を摘発したのは全国初。
ほかに逮捕されたのは、パイトゥン容疑者の夫で、
工員ドゥアンブッパー・トン・イン(30)と
無職カムマニボン・ビエンポーン(26)の二容疑者。
逮捕容疑では、二〇〇七年九月、
ビエンポーン容疑者とラオス人男性との間に生まれた女児を、
トン・イン容疑者とパイトゥン容疑者の子と偽って役所に出生届を出した、
としている。いずれも否認している。
県警によると、不法滞在などで有罪が確定し、
強制退去される予定だったトン・イン容疑者に在留資格を取得させるため、
日本の永住権を持つパイトゥン容疑者が計画。
トン・イン容疑者には子どもの養育目的で特別在留許可が与えられ、
強制退去を免れていた。
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