09/05/10 14:23:53 LR7en2410
>>78
>「ロリータ・コンプレックス」と命名された
>「10代前半の女性に特別な感情を抱く」心理学用語が生まれている。
これは事実の認識として誤り。
まず、ロリータ・コンプレックスは心理学の用語ではない。
心理学の用語として存在するのは、ペドフィリア(13歳未満)とエフェボフィリア(13歳から17歳)であり、
エフェボフィリアは病気ではなく、ほとんどの男性が持っている性観念。
まず、これらがごちゃごちゃになって「ロリコン」という言葉でくくられているために、
まったく異常性のないエフェボフィリアまでも、「犯罪者予備軍」と規定しているところに無理がある。
さらに、ロリコンという言葉は日本国内でしかほぼ流通しておらず(日本文化を表す言葉として海外で使われることはある)、
日本における使用の起源は澁澤龍彦に求められる。
彼は、汚れなき少女性を称揚する心理として、「ロリコン」という言葉を使ったのであり、
君が言うような犯罪性は原則的に含まれていない。
少女を眺め、敬意さえも払い、大切にするという心理を表しているのだから、それを根本から否定してしまうと、
少女の保護という共有すべき倫理観さえ掘り崩すことになるだろう。
>そうした被害を事前に食い止めるために、倒錯した欲望を持つ
>児童ポルノ所持者に予防的な罰則を科すべき。
欲望の爆発は、どんな人間であれ、殺人衝動であったり、レイプであったり、反社会的な破壊活動であったりするわけで、
その意味では全ての人間が犯罪者予備軍であると言える。
小児性愛者だけを取り出して、「欲望の爆発」に対する危惧を言うのは、明らかに性的マイノリティに対する迫害、
差別に他ならない。
性的な判断能力の欠如した児童は保護しなければならないが、
だからといって、まだ彼らの権利を侵害してもいない人間を、犯罪者予備軍扱いするべきではない。