09/05/11 00:53:04 vOoOZFB50
公称300万部の日経と公称1000万部の読売の広告収入が同じ。
押し紙問題のある部数はどうでもいいんだね。むしろ多いほど
販売網などのレガシーコストを背負っていることになる。
巨大ゆえに大赤字のトヨタと黒字のホンダの明暗と同じ。
新聞・テレビの没落「いまや輪転機や中継局などのインフラは、資産ではなく負債なのだ」- 池田信夫 blog
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私が1993年にNHKをやめたのは、まもなく地上波テレビは没落するだろうと思ったからだが、
テレビ局は意外にしぶとく、政治家を使って電波利権を守り、数千億円の補助金を政府から
引き出して延命してきた。しかし、ようやく悪運もつきたようだ。在京キー局(日テレ・テレ東)が
昨年の中間決算で初めて赤字になり、3月決算では全キー局が赤字になる可能性もある。
東洋経済の特集で氏家斉一郎氏(日テレ議長)もいうように、これは不況による一時的な
落ち込みではなく、マス媒体による広告という手法の効果が落ちたためなので、回復は見込めない。
2011年をピークとしてテレビ(アナログ・デジタル計)の台数は減少に転じ、テレビ・新聞は
2~3社に統合されるだろう。いまや輪転機や中継局などのインフラは、資産ではなく負債なのだ。
インターネットは電波利権のような独占を破壊して競争をもたらし、価格を下げる。これに対応するには、
売り上げを増やすのではなく、インフラを捨ててコストを下げるしかない。Economistも指摘するように、
コンピュータの性能が上がり続ける時代は終わり、これからはほどほどの性能でローコストを追求する
“good enough” computingの時代だ。Amazon EC2などのクラウド・コンピューティングを使えば、
月数万円でIP放送も可能だが、既存メディアがそこまでコストを削減することは不可能だ。今こそ
インフラをもたないネット企業にチャンスがある。