09/05/08 17:13:24 AR3MPaRc0
-売られたということが分かってから、どうして逃げなかったのですか?
その日、私は怖くて一日中オドオド震えていました。
中国人が食べ物を持って来て何か言ったのですが、何を言ったのか分かりませんでした。
逃げるとしてもここまで3日間もどんな車に乗って来たのか道さえ思い出せなかった。
たとえ、どんな車だとわかっても、何の役に立つというでしょうか・・・。
言葉も分からないし、お金だって一銭もないし・・。
その漢族の男性は、一日中私のそばを離れませんでしたし、私は外の私の背丈よりも
高い垣根から逃げることも諦めました。鶏のかごのように閉じこめられた村で、あさましく暮らしました。
後日、朝鮮族が来て、話してくれたのは、私は中国元で1万元(韓貨 130万ウォン)で、
この男性に売られたということでした
-今もその漢族と住んでいるのですか?
翌日、隣りに住んでいる朝鮮族のおばさん一人が来ました。言葉が通じないから
隣りの朝鮮族を通訳として連れて来たのです。
朝鮮族のおばさんは、可哀相だという目で私をみつめて “こんな子供が売れてきたんだね”といいました。
「私は、売られてきたんですか?」 私は驚きました。
「おばさん、私はまだ十七歳なんですよ。」
私は、おばさんの足元に崩れて泣いて頼みました。
そのとき、私の心をわかってくれる人はこのおばさんしかいなさそうでした。
おばさんも私が売られて来たということを知らせる外に何もできないという表情でした。
自分を買い戻すために、自分がどこに行って1万元を貰って来られるというのでしょうか・・。
その後、機会を見て逃げようとしていましたがズルズルと延び、今はそこでひっそりと暮しています。
・・・そして、去年、息子を生みました。