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留萌市や豊富町などでバスを運行している沿岸バス(羽幌町)が旅行者向けに
企画した「萌(も)えっ子フリーきっぷ」=写真=が人気を集めている。
利用者減少を食い止めようとの狙いだったが、留萌市にかけて「萌える」美少女
キャラクターを作ったところ、道外からも申し込みが殺到。思わぬ反響に同社も
「これを機会に乗客が増えてくれれば」と期待を寄せている。
同社は国鉄羽幌線(留萌―幌延間)の廃線を受け、1987年から代替バスを
運行している。しかし、周辺の人口減少で利用者も年間100万人程度と、
廃線時の半分以下に落ち込んでいるという。
こうした中、旅行客の取り込みを目指して企画したのが「萌えっ子フリーきっぷ」だ。
「旅行客用なので遊び心があるものにしたい」と考案。2人の美少女キャラクターは、
入社2年目でカラオケ好きのバスガイド、豊岬あゆみ(19)と、実家が牧場で
甘いものに目がない南沢みるか(18)で、いずれもエリア内の地名から名付けた。
発売は5月1日からだが、4月にホームページなどで告知したところ、本州を中心に
沖縄などからの申し込みが計約150件に達したという。1日券(2300円)と2日券
(3200円)の両方を申し込んだ人も多く、同社は「切符を買った人には、ぜひこの
地域を訪れてほしい」としている。
(2009年5月5日 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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