09/05/05 20:47:52 tby+Dfjz0
年金記録問題の真相 (by日経コンピュータ2009年1月15日号)
オンライン化の際、手書き台帳の漢字の読み仮名を本人に確認せず、
変換ツールを使ってカタナカへ一括変換した。
結果、例えば幸子(サチコ)を(ユキコ)という風に誤ったデータが多々紛れ込んだ。
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データ品質確保の為のエラーチェック対策が杜撰だった。
「氏名ブランク」 「2月30日生まれ」 「115歳」でも入力できるシステムだった。
「ログデータを10年で削除」「アクセスカードの使い回し」のため、納付履歴改ざんは容易だった。
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定期的に保険料納付履歴を国民へ通知するする仕組みが存しなかった。
「かかる仕組みがあれば今日の事態は防げた」(by大山永昭東工大教授)
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日立→NTTデータへのシステム変更時に明らかな異常データが発覚した。
しかし何故か社会保険庁もITベンダー(業者)も解決努力を怠った。
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宙に浮いた記録 消された記録
記録問題の背景
社会保険庁にはCIO(最高情報責任者)やSE部員が居らず、ITベンダーに年金システムを丸投げしていた。
「業務とシステムの分断が年金記録問題を生んだ。」
(by伊藤達也・自民代議士)