09/05/02 07:23:12 0 BE:925887839-2BP(222)
銀行窓口販売専業で変額年金保険で国内首位のハートフォード生命保険は1日、
日本での新規の保険販売を6月1日から休止すると発表した。事実上の日本事業からの撤退となる。
既存契約者の保険契約は守られ、保険金支払いなどの業務は継続するが、
最大手の撤退は、2002年の銀行窓口販売の解禁以降、成長市場とされてきた
変額年金保険の曲がり角を印象づけた。
親会社の米金融大手ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ・グループが、
金融危機による財務体質の悪化から、世界的な事業の再構築を発表したことを受けた。
販売を休止するのは変額年金のほか、定額年金保険、変額終身保険の全商品。
このうち、国内での変額年金の保有契約数は55万5000件。
同社は変額年金保険の銀行窓販が解禁された02年から、提携金融機関に保険商品を提供する形で、
国内市場に参入。退職者や富裕層を対象に国内の変額年金市場を開拓してきた。
銀行や証券会社など、取扱金融機関は80社にのぼる。
昨年10月、金融危機による市場の混乱で変額年金の主力である元本保証付き商品は、
実に9割以上が元本割れとなり、これが経営を圧迫した。提携銀行でも同社商品の窓口での
販売を控える動きが続き、今年1~3月の売上高にあたる保険料収入は、前年同期比の
8割減の189億円に転落していた。
ハートフォードの撤退は、変額年金を扱う損保系生保や大手生保、
販売窓口の銀行にも波紋を広げている。
(後略)
*+*+ Business i 2009/05/02[07:21] +*+*
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