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列強のアジア支配の例として、オランダの350年間にわたるインドネシア支配
の特徴を、ASEANセンターの中島慎三郎理事長は次のように分析している。
①オランダの安全と利害に関係ない限り放任し、人民を文盲のままにして
各地の土侯(サルタン)を使って間接統治した。徹底した愚民政策をしいたのである。
②才智にたけたアンボン人とミナハサ人とバタック人を訓練し、
キリスト教に改宗させて優遇し、警察官や軍人として登用。
そして、オランダとインドネシアの混血児を作り中間階級として使い、
民族の分断を策した。
③社会の流通経済は華僑にやらせ、経済搾取によるインドネシア
国民の憤慨と憎悪は華僑に集まるよう仕向けた。
④インドネシア人の団結を恐れ、一切の集会や団体行動を禁止した。
3人のインドネシア人が立ち話することすら許されず、禁を犯せば反乱罪
で処罰された。
⑤インドネシア国民の統一を阻止すべく、全国各地域で用いられていた
320の種族語をそのままにして、一つの標準語にまとめる企ては絶対
に許さなかった。