【政治】 プーチン首相が5月11日に来日、北方領土問題について議論at NEWSPLUS
【政治】 プーチン首相が5月11日に来日、北方領土問題について議論 - 暇つぶし2ch426:名無しさん@九周年
09/05/03 15:39:16 7Jq5PY3u0
経緯を知らない人が案外多いよね。

戦前の北方領土は千島列島の一部で、樺太庁の管轄ったから、本来なら放棄させられる筈だった。
戦後になり、ソ連との間に緩衝地帯が欲しい日本側から、2島返還交渉を始めたのがスタートだ。
そん時の日本が持ち出した理屈が「北海道に近い2つは、元々北海道の一部であり千島列島じゃないから放棄する義務は無い」だが、これはウソだ。
地元民は、南千島と呼んでいたし、前述の様に行政上も北海道じゃなかったから。
外務省は、SF講和条約の解釈をよく引き合いに出すが、実は北方領土を千島列島と別枠に扱う記載は無い。
最近は、本土侵攻しないというヤルタ会談の密約を破り、本土である北方領土に侵攻したという理屈を述べる奴が偶に居るが、戦前は本土に含まれてなかった。

ただ結局、スターリンも交渉に応じて、2島返還で話は纏まった。
これで、ソ連は冬に凍らない太平洋への海路をキープできるし、日本は緩衝地帯が作れるから、互いのメンツも立つはずだった。
ところが日ソで和平を結ばれると都合が悪いアメリカが横槍を入れたんだ。それで、日本は4島返還論に転じて、交渉が決裂して現在に至る。
言うまでも無いが、アメリカはソ連/ロシアを牽制する為の緊張を作りたいだけで、本気で返還を応援する気など無い。

また外務省は、北方領土、千島列島や南樺太に関して、敗戦時の混乱は喧伝するけど、戦前の自治や生活風景は極力隠してる。
学校の教科書は、外務省の主張に沿わないと検定に通らない。
しかも、外務省も図々しくて、80年代までは4島返還論の説明だけだったけど、ソ連崩壊後は、千島列島や南樺太まで領有権未定、と表記が書き換わっていたりする。
それをそのまま教わった高校以下の知識の奴は、当然だが本当の経緯を知らない奴が殆どだ。

なんで外務省の対応が腰が引けてるか、約束したはずの2島返還ですらロシアが警戒するかって言えば、簡単なんだよ。
ロシアは、過去から現在まで一応はスタンスが一貫してるけど、日本側は、そもそもの前提からしてウソついてる。
そりゃ、日本側が強く言えるわけが無いっての。ロシアはいつでもひっくり返せるんだから。
もともと4島返還論があって、ロシアが2島でゴネてると勘違いしてるやつが多いが、実際にゴネてるのは、むしろ日本のほうなんだよ。


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