09/05/02 13:06:31 Hi02Mz5L0
結局、今の日本は建前上、4島返還論を唱えて突っ走るしか道はないんだ。
1960年代以降、いろいろな要因が積み重なり、日本は4島一括返還論で国論を統一させた。
それは当時の世界情勢において、対ソ感情を悪いまま保って国内の赤化圧力を防ぎ、
なおかつ、サンフランシスコ条約で一旦は諦めさせられた国後と択捉を再要求することによって、
戦後徹底的に叩き潰されてもなお、日本人の中に燃えくすぶっていたナショナリズムをも満足させる、
冷戦下の日本にとって、実に都合の良い論拠だったんだ。
誰かが「4島返還論は冷戦残滓だ」と書いていたが、そのとおりだと思う。
ただ、今まではともかく、これからはこの数十年来の主張の中身をもう一度見直し、
その上でどう使えばいいかってのは、国民個々人がもっと考えていってもいいと思う。