09/04/30 12:56:25 s199akEZ0
T-705は窒素やフッ素、炭素、水素などからなる分子量157の低分子化合物。
富山化学が、インフルエンザウイルスの増殖を抑える物質を各種化合物で探し、見つけたものを
人工合成した。
富山大の白木公康教授(ウイルス学)は、冬に流行する
H1N1型ウイルスをマウスに感染させ、タミフルとT-705の効果を比べた。
マウス14匹に各300個ほどのウイルスを感染させた場合、治療薬なしだと20日目までに
12匹が死に、生存率は14%。
それが、感染1時間後から1日に体重1キロあたり200ミリグラムのT-705を飲ませると、
生存率100%。
感染の25時間後から服用を始めても生存率7割を超えた。
同量のタミフルでは、感染1時間後から服用させると生存率は9割を超えたが、25時間後から
だと5割に落ちた。
感染させるウイルスを3万個に増やすと、感染1時間後から服用してもタミフルの生存率は
1割以下だったが、T-705は100%だった。
東南アジアを中心に200人以上が死亡し、新型インフルエンザへの変異が心配されている
H5N1型に対しても同様の結果が出ている。
米ユタ州立大のチームはマウスにH5N1型を感染させて、治療効果を比べた。
感染1時間後から1日に体重1キロあたり20ミリグラムのタミフルを飲ませた場合の生存率
は1~2割だったが、同33ミリグラムのT-705の生存率は9割以上だった。
T-705の量を300ミリグラムに増やすと、感染96時間後からの服用でも生存率は9割
を超えた。
タミフルが効かない耐性ウイルスや、H3N2型を使った実験でも、同様の効果が報告されて
いる。
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)