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新型インフルエンザの拡大を受け、世界保健機関(WHO)は29日、警戒水準(フェーズ)を「4」から初めて「5」に引き上げた。
「5」は世界的大流行(パンデミック)に極めて近い状況。国際的な人の移動などの制限が一層強化され、経済、社会の各分野
に深刻な影響が広がるのは必至だが、WHOは国際社会に強い警告を発する必要があると判断した。
WHOは警戒水準を27日に「3」から「4」に引き上げたばかり。わずか2日間で警戒水準の再引き上げを迫られた。WHOの
マーガレット・チャン事務局長が緊急に記者会見して引き上げを発表した。メキシコを中心とする豚インフルエンザの人から人
への感染は29日までに北米や中米、欧州、中東、オセアニアの計10カ国に拡大。ウイルスが国境を越える勢いは衰えを
まったくみせていない。29日には米テキサス州に滞在中のメキシコ人幼児が死亡したことが判明、メキシコ以外で初の死者
となった。
日本政府は28日に麻生太郎首相を本部長とする対策本部を設置し、検疫強化や国内侵入の防止に着手しているが、一層
の対策強化を迫られることになった。20世紀には3回のインフルエンザの世界的流行があり、1918年発生の「スペイン風邪」
では世界で約4000万人が死亡した。
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