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景気後退に伴う緊急雇用対策の一環として、
宮城県蔵王町は伝統こけし工人の後継者育成に本腰を入れる。
失業者や非正規労働者を工人の「見習」として雇い、
週5日勤務で日額8000円の賃金を支給する。
採用は3人。
地元の遠刈田系こけしの現役工人らがろくろ回しや絵付けの技術を指導し、
3年後を目標に工人として独り立ちさせる。希望者は5月1日から受け付ける。
失業者をはじめ、契約打ち切りが決まった非正規労働者、
勤労意欲の旺盛な定年退職者らにも門戸を広げる。
賞与は出さないが、社会保険と雇用保険に加入できる。
実習に使う材料代などはすべて町が負担、必要に応じて通勤手当や家賃補助も検討する。
国の追加経済対策を活用し、初年度の予算940万円を工面した。
蔵王町によると、遠刈田系のこけし工人は1950年代は100人ほどいたが、
今では28人にまで減った。このうち18人が遠刈田温泉周辺で活動しているが、
平均年齢は70歳を超え高齢化が進んでいる。
町から事業委託を受ける遠刈田伝統こけし木地玩具協同組合の佐藤哲郎理事長(77)は
「信念のある一生懸命な人に来てほしい」と期待する。(連絡先はソースにてご確認ください)
ソース:河北新報
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