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豚インフル:ワクチン製造優先、専門家から賛否両論
舛添要一厚生労働相が27日、豚インフルエンザワクチンの製造を季節性インフルエンザより優先する考えを示した。
しかし、季節性インフルエンザでも年間1万人前後の関連死亡者が出ており、専門家からは賛否両論が出ている。
永井美之・理化学研究所感染症研究ネットワーク支援センター長(ウイルス学)は
「理解できない。季節性インフルエンザがなくなるわけではない。
豚インフルエンザへの対応では、現状では世界保健機関(WHO)がフェーズ3に据え置き、
今後収束するかもしれない。また、タミフルなどの薬が有効だ。
開発が進む治療薬の承認を急ぎ、選択肢と備蓄量を増やすことが重要だ」と問題視した。
一方、鈴木宏・新潟大教授(国際感染症学)は
「流行の可能性がある中、今から製造を念頭に置いて対策を立てることは大事だ。
材料確保の問題がある。準備のゴーサインが出るのは適切だと思う」と話した。
現在、国内でインフルエンザワクチンを製造しているのは4機関ある。
このうち、財団法人「化学及血清療法研究所」(熊本市)は
「どの種類のワクチンを製造するかは当局の指示に従っている。
現時点では、指示待ちの段階だ」と話した。【関東晋慈、下桐実雅子、元村有希子】
毎日新聞 2009年4月27日 12時41分(最終更新 4月27日 13時01分)
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