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「石炭」が「石灰」でも◯で、「国際連合」が「国連」は×。今春の兵庫県立高校入試で、
開示請求を行った1人の受験生の答案から採点ミスが見つかった問題は、その後の全受験生
計2万4880人分の答案の再点検で1447人もの答案からミスが見つかる事態に発展した。
学力試験を実施した県立高校の約8割にあたる122校が何らかのミスをしていたという
ずさんな実態をなぜ招いたのか。県教委は合否には影響がなかったとしているが、今も保護者
や生徒からの問い合わせは相次いでおり、不信感はぬぐえていない。
■30点の減点も
兵庫県教委によると、ミスは学力検査を行った142校3分校のうち、約84%に当たる
122校で計1447人の答案から計1522件見つかった。中には受験生の5人に1人の
割合でミスがあった高校もあった。最大で30点が本来の得点から減点されていた生徒もいたが、
正しい得点をもとに順位の変動を確認した結果、合否には影響がなかったという。
ミスの内訳は記述式問題で部分点を積算し忘れるなどの集計ミスが645件、漢字を間違って
いるのに気付かないなど不正解を正解としたのが559件、正解を不正解としたのが318件
だった。
不正解を正解とした具体例としては、国語で「一般都市」が正しい答えのところを「一船都市」
でも正解にしたり、社会では「石炭」を「石灰」でも正答としたり、「大宝律令」を「大宝律分」
でもマルとするなど、初歩的なケアレスミスがぞろぞろ。英語では「she」を「he」でも正解
としているケースもあった。記者会見で大西孝・教育長は「教員の意識が甘いといわざると得ない」
と謝罪したが、まさに採点の現場はどうなっているのだと言いたくもなる。
(>>2以降に続く)
▽産経ニュース
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