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2007年秋の首相辞任以来、表舞台から遠ざかっていた自民党の
安倍晋三元首相が活発な動きを見せている。
議連や勉強会に熱心に顔を出し、得意の外交も精力的だ。所属する町村派でも相談役に就き、
存在感を増しつつあり、周辺からは「首相再登板」への期待も聞かれる。
安倍氏は22日、自民党の菅義偉選対副委員長らとともに、エネルギー関係の勉強会を発足させた。
顔ぶれは、塩崎恭久元官房長官や世耕弘成元首相補佐官、梶山弘志副幹事長ら。
06年の安倍政権誕生の原動力となった「再チャレンジ議連」のメンバーと重なり、
自民党幹部の一人は「安倍氏をもり立てるグループ」と解説した。
また、安倍氏は14日からワシントンを訪問。バイデン米副大統領と会談し、
オバマ大統領あての麻生太郎首相の親書を手渡した。
現地では、民主党の小沢一郎代表と距離を置く前原誠司副代表とシンポジウムに同席し、
「政界再編への布石では」(自民若手)との憶測も呼んだ。
訪米前日の13日、町村派のパーティーでは、同派の重鎮、森喜朗元首相に代わって
安倍氏が乾杯の音頭をとった。
「将来的には『安倍派』になる」-。これは派内の共通した見方でもある。
それでも、07年参院選で大敗を喫し、その後政権を投げ出した安倍氏に対する党内の視線は
なお冷ややかだ。安倍氏自身、そうした空気を察してか、
「首相再登板はまったく考えていない。首相を辞めて、選挙の洗礼を受けていないから」と
慎重発言を繰り返している。
ソース:時事通信社
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