09/04/22 21:40:43 O
・難病「プロジェリア」を患いながらも、その過酷な運命を懸命に
生き抜いたアシュリーさんが、21日、短い人生の幕を下ろした。
アシュリーさんは「死ぬのは悲しいことだけど、必ず訪れるものだと思うの」と話していた。
アシュリーさんが生まれたのは1991年5月23日。母・ロリーさんが17歳で産んだ元気な赤ちゃんだった。
しかし、生後9カ月の時にプロジェリアと診断された。遺伝子異常によって普通の10倍近いスピードで
年老いていくこの病気は、800万人に1人という難病で、平均寿命はわずか13歳。
そんなアシュリーさんを支えたのが、同じ病を持つジョン・タケット君(16)だった。
アシュリーさんは、ジョン君に淡い恋心を抱いていた。アシュリーさんは「ジョンとは同じ病気で運命をともに
してきた、唯一の存在なの」と話していた。
アシュリーさんは、ジョン君の住むアメリカ・ミシガン州まで、12時間かけて会いに行った。
ジョン君は「人生はどう生きるかなんだ。長さは重要じゃない」と話した。
アシュリーさんとジョン君は、2人きりで楽しい時間を過ごした。しかし、別れのときは近づいていた。
ある日、アシュリーさんは「明日、メールしてね」とジョン君と別れたが、この別れが永遠の別れとなった。
ジョン君は16歳でその短い生涯を閉じた。
アシュリーさんは「プロジェリアという病気をどう思っているかは、昔と変わってないわ。わたしが
プロジェリアだということには、ちゃんとした理由があるの。神様が与えてくれたものだから、すてきな
ことなのよ。だから、わたしは大丈夫」と話していた。
4月17日から体調を崩し入院していたアシュリーさんは、21日午前9時、17歳という若さでこの世を去った。
母・ロリーさんのブログには、「今朝9時に娘を見送り、神の元に召されました。永遠に愛しています」と、
娘・アシュリーさんへの思いがつづられていた。
アシュリーさんは「痛みは必ず消えるって知ってるから大丈夫。もし消えなかったら、天国に召されるとき」と話していた。(一部略)
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