09/04/22 14:43:40 0
答えや正解を待ち、自ら考えようとしない。マニュアルを求め、自ら見つけようとしない。
そんな傾向が高い今どきの新入社員。その原点の一部が“あいさつ”から感じられました。
今年も何十社というクライアント様から、新入社員研修の依頼をいただき、フル回転中の
毎日ですが、某企業様の新人研修の初日にこんなことがありました。
研修初日は入社式の翌日。研修開始前~スタート~小休けい~昼食休けい~と、なんだか
違和感がありました。考えてみると、「おはようございます」「よろしくお願いします」「お疲れ様
です」「失礼します」「ありがとうございます」など、あいさつの言葉が彼らフレッシュビジネス
パーソンたちから一切出ていなかったのです。
もちろん、私からは「おはようございます」「よろしくお願いします」「お疲れ様です」と節目節目に
発しました。中には、その言葉に反応して、言葉を返してくれるフレッシュビジネスパーソンも何人
かはいました。でも、自ら率先してあいさつする姿が見受けられません……。
よくよく観ていると、社内の研修担当者や採用時からの顔見知りである人事担当者には、自ら
挨拶や声かけをしている姿が見当たります。そこで、午後の研修開始時に、彼らに聞いてみた
のです。「朝から半日、ご一緒していますが、皆さんから挨拶の声がかからないのが、私として
は不思議です。何か理由があるのですか?」
すると、ひとりが答えてくれました。「知らない人には、自分から声をかけるものではないと思いま
す」。答えてくれた方を含め、複数の方の話を聞くと、彼らは子どものころから「知らない人に声を
かけたり目を合わせたりしてはいけない」と大人に言われ続けて育った過程があるとわかりました。
研修担当者や人事担当者は“知っている人”で初対面の私は“知らない人”ということです。
(>>2以降に続く)
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