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北海道大 博士号取得者11人が担当教授らに謝礼
北海道大(札幌市北区)が実施した07、08年度の論文博士の学位審査で、大学院農学研究科など理系3研究科の担当教授ら9人が、
博士号取得者11人から謝礼を受け取っていたことが21日、内部調査で分かった。
北大は、横浜市立大で謝礼が明らかになった直後の08年3月の授受を認めた4人について今回、訓告処分にし、謝礼の返還を命じた。
北大は22日に調査結果を公表する。
謝礼の最高額は、2件の審査に携わった教授の計15万円。この教授を含め2人が現金の授受をし、
残り7人は商品券や外国旅行の土産品のカップなどを受け取っていた。取得者1人当たりの現金の謝礼は最高10万円だった。
博士号には大学院に在籍する課程博士と、大学外の研究機関や民間企業の研究者が論文を提出する論文博士の2種類ある。
北大の場合、審査件数は課程博士が論文博士の7倍近く多い。博士号の論文審査は年4回(6、9、12、3月)あり、教授会で最終決定される。
今年2月、論文博士の審査を巡り「謝礼を受け取った教授がいる」との匿名情報が大学側に寄せられ、内部調査をしていた。
論文は、主査と呼ばれる主任教員1人と、副査と呼ばれる副主任教員の2人以上で審査する。
内部調査は2年間に授与した論文博士128件について審査した教員293人を対象に、3月中に記名式アンケートをし、
退職教員3人を除く全員から回答があった。
北大は今回の調査結果を踏まえ、
(1)謝礼の授受があった場合、厳正な措置をとる(2)学内の学位規定に、審査に供応接待や謝礼の授受の禁止を明記する
--など4項目の再発防止策を打ち出した。
さらに、課程博士の論文審査でも近く調査を進める方針。【千々部一好】
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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