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朝日新聞阪神支局襲撃など本社襲撃事件の実行犯を名乗った島村征憲（まさのり）氏（６５）の「告白手記」を
週刊新潮が連載した問題で、島村氏が手記連載中の２月に住民登録をした埼玉県蕨（わらび）市が「居住の実態が
ない」として住民登録を抹消していたことが分かった。同誌は登録手続きを手伝い、住所となったネットカフェの
代金を負担。この間、同誌は東京都内や北海道でホテルに島村氏を滞在させており、居住実態がないことを知っていた。
島村氏によると、２月１６日付でビルに入居するネットカフェを住所として転入手続きした。しかし今月８日の時点まで
宿泊したことはなかったといい、市も居住実態がないことを確認したことから、同日付で市の職権により住民登録を
抹消した。島村氏は蕨市の住所で旅券も作っていた。
同誌によると、当時、島村氏は同誌が用意した東京や北海道のホテルなどに滞在。それに加えて同誌は、
ネットカフェへの転入手続きを手伝い、１カ月分の宿泊費など約６万円を負担したという。
島村氏は取材に対し、「蕨の住所は新潮側が提示し、手続きした。連載終了後、海外へ渡るのに旅券が必要という話で
住民登録したが、住むつもりはなく、実際に住んでいない。登録は架空で違法と思う」と語った。
〈週刊新潮編集部の話〉 島村氏は申請時点では定住の意思がありました。島村氏が住むことを嫌がり、ホテル等に
いたのは事実です。居住実態がない以上、住民登録の抹消は当然です。編集部は定住場所に住民票を移すことを
勧めていました。小誌が手続きにかかわったのは、健康不安を訴えた島村氏の健康保険証入手のためで、まったく
問題はないと考えています。
ソース
asahi.com URLﾘﾝｸ(www.asahi.com)