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◆日本共産党綱領◆ 2004年1月17日 第23回党大会で改定
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二、現在の日本社会の特質
(四)第二次世界大戦後の日本では、いくつかの大きな変化が起こった。第
一は、日本が、独立国としての地位を失い、アメリカへの事実上の従属国の立
場になったことである。敗戦後の日本は、反ファッショ連合国を代表するとい
う名目で、アメリカ軍の占領下におかれた。
アメリカは、その占領支配をやがて自分の単独支配に変え、さらに一九五一
年に締結されたサンフランシスコ平和条約と日米安保条約では、沖縄の占領支
配を継続するとともに、日本本土においても、占領下に各地につくった米軍基
地の主要部分を存続させ、アメリカの世界戦略の半永久的な前線基地という役
割を日本に押しつけた。日米安保条約は、一九六〇年に改定されたが、それは、
日本の従属的な地位を改善するどころか、基地貸与条約という性格にくわえ、
有事のさいに米軍と共同して戦う日米共同作戦条項や日米経済協力の条項など
を新しい柱として盛り込み、日本をアメリカの戦争にまきこむ対米従属的な軍
事同盟条約に改悪・強化したものであった。