09/04/20 19:19:23 ASclfJ2T0
土曜の夜に病院にいる医師は、ほとんどが「当直」の状態。
当直とは、通常勤務とは違い、電話応対や簡単な巡視などで
十分な睡眠、休息が取れることを前提としている。
だから、当直中に救急患者が来た場合は、「時間外勤務」となる。
救急車を一件受けると病院には7~10万ぐらいの収入となる。
仮に、救急車受け入れ、緊急処置、緊急検査、緊急入院、と3時間ぐらい
濃厚な治療を行ったとしよう。
医師1名、薬剤師1名、臨床検査技師1名、放射線技師1名、外来看護師2人、病棟看護師1名、事務職員1名、
各自3時間ほど土曜日の夜間に働いたとする。
各自の基本給の時給を
医師 4000円
薬剤師 3000円
看護師 2500円
臨床検査技師 2000円
放射線技師 2000円
事務職員 2500円
とすると、各自3時間休日夜間勤務を行った場合、休日、割り増し、時間外がかかるので
患者一軒につき、 (4000+3000+2500*3+2000+2000+2500)*3*1.6=10800円の人件費が掛かる。
だから、結局まともに給与を払うと救急患者は受けるだけ赤字なのだ。
それでもちゃんと時間外勤務を払えば良いよ。それすらないけど。
だから医療関係者が断るのも当然。どうして時間外も出ないのに患者を診なきゃいかんのだと。