09/04/18 14:46:02 0iXoHnWM0
税金を払っているのだから参政権を与えるべきだ。
A1
いいえ、納税は理由になりません。*
税金は道路、医療、消防、警察などの公共サービスの原資であり、参政権とは関係
ありません。
もし、税金によって参政権が与えられるなら、逆に言えば学生や主婦、老人など、
税金を払っていない人からは参政権が剥奪されることになります。
そもそも、「納税してるんだから参政権をよこせ」というのは、
「参政権をカネで売る」という発想であり、
日本の先人たちが長い時間を掛けて勝ち取った
普通選挙制度(納税額や性別の区別なく全ての国民に平等に選挙権が与えられる)を否定し、
制限選挙制度(納税額の多少などによって選挙権に制限が設けられ、金持ちしか選挙に参加できない)
に逆戻りすることに他なりません。
* 日本では1925年に、衆議院議員選挙法が改正され、それまであった納税条件が
撤廃されました。
つまり、日本では既に80年以上も前に、「納税」と「参政権」は切り離されたの
です。