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男子用に「個室トイレ」設置/排便時の悩み解消
香川県高松市の城内、光洋中を統合して今月開校した高松一中(同市松島町二丁目)で、通常の生徒用トイレとは別に、
個室1つだけのトイレが保健室隣に設置された。からかわれることを理由に排便をためらう男子特有の悩みを解消する
ための策。当初は生徒用トイレに小便器を置かない「完全個室化」も検討したが、管理の目が行き届きづらいことや、
排便が大切な行為であることを教えるトイレ教育の観点から見送り、今回の「折衷案」で決着させた。
通常のトイレとは別に、小規模な個室を設置するのは高松市立の小中学校では初めて。学校の男子トイレは大部屋に
小便器と個室の大便器が並ぶのが一般的。しかし、個室に入って排便すると「うんちをしている」とからかわれること
などから、学校では我慢する男子も多く、健康面で問題視されているという。
市教委では校舎新設を機に対処法を協議。男子トイレをすべて個室にして、入っただけでは「大」か「小」か分からないよう
配慮する案もあったが、管理の目が行き届かないことや水の使用量が増える懸念に加え、「排便行為を恥じる子どもを
認めた形になる」「自然に排便ができる雰囲気を作ることが大事」などの意見が大勢を占めた。
ただ、深刻に悩む男子のことも捨て置けず、教室や通常のトイレから離れた保健室のそばに男女1つずつの個室トイレを
設置することにした。保健室のそばということで安心感も得られ、体調を崩して保健室に来た子どもたちがすぐに入れるのも
メリットという。日新、二番丁、四番丁小を統合して来年度開校する新番丁小(同市錦町二丁目)でも、保健室前に同様の
個室トイレを設置する。
市教委新設統合整備室では「完全個室化は様々な面からデメリットが多い。今後もこの問題にふたをすることなく、
家庭や学校で排便行為の大切さをきちんと教え、学校で自然にできる雰囲気を作らなければならない」としている。
ソース
URLリンク(www.shikoku-np.co.jp)