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今、中国の若者たちの間で、インターネットに依存し過ぎて、現実と仮想の世界を区別できなくなるなどの
症状が現れています。「ネット中毒者」と呼ばれる彼らを治療するための施設を取材しました。
北京市内のインターネットカフェには、若者たちが続々と集まってきます。
「家に帰っても4、5時間 インターネットをやっている」(インターネットカフェの客)
去年、中国はインターネット利用者の数が、アメリカを抜いて世界一になりました。
しかし、廊下に並ぶ若者たち。ここは中国国内で初めてできたネット中毒者の治療センターです。
現在40人が治療を受けています。
治療センターに入院したネット中毒患者は、3か月間の共同生活を通して、ネットに依存しない
生活習慣を身につけるということです。
このセンターは人民解放軍の施設を使用しています。この日は軍人の指導で、
同じ姿勢で何時間も立つ訓練が行われていました。
ネット中毒になると現実と仮想の世界を区別できなくなり、コミュニケーション能力や人格形成に
重大な影響が出るといわれています。
「インターネットをしないと機嫌が悪く、むしゃくしゃしていらだつ」(インターネット中毒の男性)
この施設に入院して実際に更生できるのは、7割ほどだといいます。政府はネットカフェの営業時間の
規制や未成年の入場禁止など、ネット中毒の予防策は打ち出してきましたが、すでに中毒になった人への
対策は進んでいません。
「これは社会問題で、今の中国の青少年にとって最も重大な問題です」(インターネット中毒専門家 陶然 医師)
ネット利用者の10人に1人がネット中毒といわれ、センターでは世界で初めて診断基準を作成、ネット中毒を
「正式な病気」と認め、治療体制を充実させるよう国に求めています。
MBS (17日03:34)
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