09/04/16 10:23:14 0 BE:1371684285-2BP(111)
喫煙者は野菜や果物を摂取すると、結腸がんになるリスクが高まる可能性がある―。
オランダ国立公衆衛生・環境研究所(Dutch National Institute for
Public Health and the Environment)によるこうした研究結果が15日、米医学誌
「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション
(American Journal for Clinical Nutrition)」上で発表された。
野菜や果物を豊富に摂取すると、病気になるリスクが低減されると言われているが、
「喫煙者」では逆効果になる可能性があることが調査で明らかになった。
研究チームは、欧州10か国の約50万人に、食事と喫煙習慣に関する聞き取り調査を行い、
その後8年半にわたって健康状態を追跡調査した。
その結果、野菜および果物の1日あたりの摂取量が600グラム以上の人が結腸がんを
発症する確率は、220グラム以下の人に比べて20-25%低いことがわかった。ところが
喫煙者に限っていうと、野菜と果物の摂取が、結腸がんのリスクを高める傾向にあることがわかった。
研究者らは、こうした結果から、野菜や果物に含まれる一定の物質がたばこの煙の
発がん性を高める可能性を指摘。野菜と果物を摂取して結腸がんのリスクを抑えられるかは、
喫煙習慣にもよると結論付けている。
同研究所のハンス・フェルハーヘン(Hans Verhagen)研究員は、この結果について
「喫煙者は野菜や果物の摂取をやめろというのではなく、タバコの方をやめてください、
ということです」と語った。
オランダでは、がん患者数の内訳は、1位が乳がん、2位が結腸がんとなっている。
*+*+ AFPBB News 2009/04/16[10:21] +*+*
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