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◆名古山霊苑
兵庫県姫路市の名古山町にある、市が管理する墓地公園「名古山霊苑」には、
インドのネール首相から贈られた仏舎利(釈迦の遺骨)を納めた、
ドーム型の巨大な仏舎利塔が建っています。この仏舎利塔は、民間の奉賛会が
建設して市に寄贈したもので、仏舎利塔の管理は、市の委託によって
「名古山霊苑協会」が行っています。そして、名古山霊苑協会では、
市の連合仏教会の協賛により、仏舎利塔にて各種法要や宗教講話などの
宗教行事や勤行を行っています。つまり、市有地に純然たる仏教施設が存在し、
民間団体によってとはいえ、様々な仏教行事が行われているということです。
◆二十六聖人記念レリーフ像
長崎県長崎市の西坂公園に「二十六聖人記念レリーフ像」という、
キリスト教の殉教者を顕彰する記念碑が建てられており、
そのレリーフ像の後ろには、「二十六聖人資料館」という記念館が建てられています。
レリーフ像はもともとはカトリック教会が建てたらしいですが、
その後、市に寄贈され、現在は長崎市が所有・管理しています。
二十六聖人資料館はカトリック教会(イエズス会)が所有し、
様々な資料の他、殉教者の遺骨の一部なども安置されています。
しかし、レリーフ像と資料館のある敷地は市有地です。そして、
資料館に対する敷地貸与は無償で行われています。市有地に、
レリーフ像と資料館のような宗教施設に類似するものがあり、
そして毎年2月には、レリーフ像の前で「殉教記念ミサ」という
純然たる宗教行事が執り行われているのです。
西野神社 社務日誌 「ダブルスタンダードの政教分離」
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