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「感化」とは、理論ではない、コトバではない。頭で理解することではない。身体で学習することだ。
毛穴から染み込むように、血肉になることだ。「社風」が、社員教育にとって重要になるのは、「黙っ
ていても学ぶものが、感じるものが、会社にあるかどうか」という話である。
だから、新入社員たちのリーダーの資質を見極めるポイントは、「そんなの意味があるのですか?」
と言うか、言わないか? そんな顔をしているか、しないか? である。
働いて数日の経験で、いま上司が言ったことの意味や価値が自分で語れない。自分にその語彙
(ごい)がないのなら黙って聞いておく。それをハンを押したように「役に立つんですかぁぁぁっ?」
だと? そんな新入社員には、「いっぺんおまえの父ちゃんを連れてこい」と言った方がよい。
「感化」された経験のないものは、「感化」させる大切さが分からない。身に染みていない。「黙って
聞いて学ばせる」ことが、教育である。高校時代の難しい数学や物理の勉強が、何の役に立つか
は分からなかった。大学の時の、マルクスやなんちゃらも、実際のところ、いまだに何の役に立っ
たかは不明である。
しかし、それをやるしかなくて、嫌々でもやりながら、ここからどう脱出するかを模索する。自分で
それが役立つかどうかを発見し、次を創造すること自体が大切なのであって……最初から、合理
的な道があるということを教えるのは、教育ではない。(一部略)
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