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インターネットサイトで売春誘う少女急増/現行法の“想定外”
社会 2009/04/12
インターネットのサイトに売春を誘う書き込みをする少女が後を絶たない。県警は出会い系サイト規制法違反を適用し、
買う側の男に加えて少女側の摘発も強化しているが、児童の保護を目的とした同法が逆に摘発の障害となるケースもある。
少女が自らネットで売春相手を募るという事態は、いわば現行法の“想定外”で、識者は「実情に法整備が
追い付いていない」と指摘している。
■少女側にも問題
従来、売春を誘う行為は売春防止法で取り締まられてきた。ただ、同法が規制するのは路上などでの行為で、
ネット上は含まれない。
近年「出会い系サイト」と呼ばれるネット空間を介して福祉犯被害に遭う少女が急増したことから、従来の法では
カバーしきれない事態に対応するために、二〇〇三年に施行されたのが出会い系サイト規制法だった。同法は、
いわば“買う側”の規制を主眼としているが、売り手による誘う行為にも有償・無償を問わず百万円以下の罰金が
科されると定めている。
県警は、悪質な誘引行為については少女であっても摘発してきた。同法違反で書類送検した少女は、
〇三~〇七年までは計十四人に過ぎなかったが、昨年一年間で八十九人と急増。今年も既に二十三人
(三月末)に上っている。
本来は保護対象の少女の摘発が急増している背景には、「少女の側にも問題がある」(捜査関係者)という
意識の高まりがある。ある捜査員は「少女のモラル向上に期待したいが、それだけでは福祉犯が
野放しになってしまう」と、葛藤(かっとう)を口にする。
(>>2-10に続く)
神奈川新聞
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