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戦時中、出征した日本兵に贈られたとみられる2枚の日章旗の持ち主を、神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地に
配備されている原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の女性乗組員セネカ・ビショフさん(25)(1等兵曹)が捜している。
日章旗は、ビショフさんの祖父が沖縄の洞窟(どうくつ)で見つけたもので、「亡くなった祖父に代わって、ぜひ返したい」と、
情報提供を求めている。
日章旗は、いずれも縦66センチ、横81センチ。1枚は、出征する「仮屋真之」さんに向けて、「九州男児」
「済々黌(せいせいこう)の書生さん、頑張れ」などと寄せ書きされており、熊本県の県立済々黌高校の出身者とみられている。
もう1枚の出征者は「小林正次郎」さん。寄せ書きの中に「名古屋尋常小学校職員一同」とあり、名古屋市の関係者の可能性が高い。
ビショフさんの祖父ポール・スミスさんは、海兵隊員として沖縄にいた1945年、戦場の洞窟の中で、この日章旗2枚を見つけ、
カリフォルニア州の自宅に持ち帰った。スミスさんは14年前に亡くなったが、生前、自宅のトランクの中で日章旗を大切に保管し、
「自分たちの物ではない。いつか持ち主に戻したい」と話していたという。
ビショフさんが昨年11月、GW勤務となって来日したのを機に、母親のロビン・モントイートンさん(47)が先月、
日章旗をビショフさんに郵送し、持ち主を捜し始めた。モントイートンさんは、ビショフさんを訪ねて現在来日中で、母子は
「日米友好のためにも、祖父の願いをかなえてあげたい」と話している。
読売新聞 2009年4月8日10時16分
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