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南米ペルーで1990年代に起きた軍部による市民虐殺事件を指揮したとして、
殺人や誘拐の罪に問われた元大統領、アルベルト・フジモリ被告(70)に対し、
ペルー最高裁特別刑事法廷は7日朝、有罪の評決を下した。
検察側は禁固30年を求刑しており、同日中に言い渡される量刑は厳しいもの
になると予想される。法廷に出頭したフジモリ被告は、黒のスーツ姿で無言の
まま。終始厳しい表情で、有罪が言い渡された際にも特別な反応は示さなかった。
特別法廷のセサール・サン・マルティン裁判長は、すべての起訴事実につき、フ
ジモリ被告が実行許可を下したのは明らかだと指摘した。裁判は、南米で元国
家元首が自国の司法によって人権にかかわる罪で裁かれ、有罪となった初めて
のケースとなった。
長女で国会議員のケイコ氏もこの日、判決言い渡しを傍聴席から見守った。ケイ
コ氏は次期ペルー大統領選への出馬を検討しており、当選した場合は恩赦に踏
み切ると表明している。
首都リマでは各地で支持派によるデモや集会が開かれ、同じくデモに繰り出した
虐殺事件の犠牲者側と衝突する場面もみられた。日本での事実上の亡命生活を
経て、07年にチリからペルーへ移送されたフジモリ被告は、公判で一貫して無罪
を主張。今月3日に開かれた最終弁論では、裁判を「政治的迫害」と呼んで厳しく
批判していた。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※7日、ペルーの首都リマの法廷に入廷したフジモリ被告
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