09/04/05 08:26:59 0
東京都教育委員会が都立豊多摩高校(杉並区)の校舎屋上に、都立校では初めて、
携帯電話の中継基地局(アンテナ)設置を許可していたことが分かった。ほかの都立校
でも申請があれば原則、許可する方針。ただ、自治体によっては、児童生徒の健康への
影響などを懸念して学校への設置を認めていないところもあり、専門家からは疑問の声
も出ている。
都教委や同校によると、設置するのはNTTドコモの基地局で、高さ約八メートル。
昨年四月に同社の申請があり、同七月に屋上使用を許可。先月末から工事が始まった。
教育施設の目的外使用に当たるが、都教委は▽携帯電話の公益性▽学校運営上の支障の
有無-などを検討して許可したという。
今後も「防災上など特別の事情がなければ許可する」(都立学校教育部)としている。
同社側から「影響する電波は国の電波防護基準の百万分の一」との説明を受け、
「健康への影響は問題ない」と判断。保護者への説明はしていないという。
一方、横浜市では一九九七年、市立小中学校六十八校に、携帯電話よりも電波が微弱な
PHSの基地局設置を許可したが、その後市議会で問題化し、撤去。市教委は「子どもの
健康に影響を与える恐れがないとはいえない」(施設管理課)として、その後は高校を含む
市立学校への携帯電話・PHS基地局設置は認めていない。要綱で「不許可」を明文化する
ことも検討中という。
(>>2以降に続く)
▽東京新聞
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)