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世界最古のサザエと判明 秋田の化石、中京学院大が鑑定
秋田市で出土したサザエの化石が、現在生息するサザエとしては世界最古の約500万年前の化石であることが、
中京学院大学(岐阜県中津川市)の冨田進特任教授(古生物学)の鑑定で分かった。4日に大阪市で開かれる
日本貝類学会で報告される。
これまでのサザエの化石は、約200万年前のものが最古と報告されている。化石収集家の和歌山県串本町、
会社員左向幸雄さん(57)が、2006年5月と、翌07年5月の2回、秋田市を訪れてサザエの化石計6点
を発掘。冨田教授に鑑定を依頼していた。
化石が見つかったのは約500万年前の地層。6点のうち最大のものは殻の上部が欠損しており、
高さが推計7・5センチ、幅約5・6センチ。最小は高さ約2・4センチ、幅約1・9センチで、いずれも白っぽい。
冨田教授は「約700万年前に日本周辺に生息し、絶滅したムカシサザエから種分化した直後の集団と考えられる」
と分析。左向さんは「現在のサザエのルーツがはっきりして良かった」と話した。
【岐阜県瑞浪市化石博物館の奥村好次館長の話】ムカシサザエから現在のサザエに種分化した過程の証拠が
見つかったと言える。
(中日新聞)2009年4月3日 11時15分
URLリンク(www.chunichi.co.jp)
世界最古の500万年前のものと鑑定されたサザエの化石=岐阜県中津川市で
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