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『日本と世界の大変化がわかる』 竹村健一 2007年11年25日第1刷
P.58より抜粋
元検事で、現在は桐蔭横浜大学コンプライアンス研究センター長、『「法令遵守」が日本
を滅ぼす』の著者でもある郷原信郎氏を、私がパーソナリティを務めるラジオ番組に招い
て聞いてみたところ、郷原氏は次のような見解を示した。
「少なくとも日本の社会と法令との関係が、昔とは変わってきたことは確かだと思います。
昔は法律というものは社会の外縁部にあるもので、一般の人が常に意識するものではあり
ませんでした。滅多に起こらないもめ事とか、変わった人間が犯す犯罪を取り締まるもの
で、司法の機能もそうした特殊なケースに対応することを求められていたわけです。とこ
ろが最近になって、法律や司法の機能は変わっていないにもかかわらず、コンプライアン
スを法令遵守と理解して、何がなんでも法律を守れ、法令からはずれるとはけしからんと
いうことになってきた。要するに、法律が目的とするところを見失って、法律を守ること
自体が自己目的化してきたんだと思います」
メディアや某党が積極的に郷原信郎氏を人選している意図がわかりますね?