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大阪府交野市の動物霊園計画をめぐり建設中止の補償として支払った公金の返還を求めた住民訴訟で、敗訴した同市の北田輝雄前市長(74)が返還を求められている
約1億8100万円の弁済金支払いが滞納状態となっていることが2日、分かった。
市は土地の差し押さえなどで一部を回収したが約9900万円が未回収。前市長は「年金から2万円ずつ返済させてほしい」
と調停を申し出たが、月額2万円の返済の場合、完済までに400年以上もかかる計算となるため、市は「受け入れることはできない」としている。
交野市などによると、北田前市長が在任中の平成11年に京都府内の業者が同市内で動物霊園を建設する計画が浮上。
「悪臭で周辺地域の生活環境が悪化する」という地元住民の反発を受け、市は計画を中止させるため業者と交渉し、
建設計画は中止されたが、12年に市民グループが、この補償費支出は違法だと提訴。
大阪地裁は14年6月、北田前市長に上乗せ分を市に返還するよう求める判決を出した。前市長側は控訴するなどしたが最高裁は17年に上告を棄却、判決が確定した。
判決を受けて、市は北田前市長に対し利息を含め約1億8100万円を請求。
18年には前市長が所有する同市内の自宅と土地(約300平方メートル)を競売にかけるなどし、これまでに約8200万円を回収した。
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