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>>1のつづき
≪外国企業が殺到中≫
鈴木氏は「最初開発したのはベルシオン式風車の方。従来の風車理論とは逆説の位置にあり、
学界から批判された。従来の風車は航空理論から生まれたもの。つまりベルシオン式風車の力学を証明するには、
飛行艇の開発が必要だった。逆説の正しさを証明したかったのだ」と語る。
飛行艇の情報はやがて口コミで伝わり、各国から視察や交渉申し込みが現在、殺到している。
米、独、印、中、東南アジアや中東諸国の企業や研究所、政府関係者だ。
「知的財産権交渉が中心となるので、各国で知的財産権を確立しておくことが課題。
世界で500件以上を出願する予定で、著名な米国知財弁護士であるヘンリー幸田先生と相談し、
戦略的に進めている」とする。
一方、国内組の出足は遅い。鈴木氏は「権威も実績もないベンチャーが日本で認めてもらうには、
海外で認めてもらうことから始めなくてはいけないことが分かった。残念なことだが仕方ない」と、ため息をもらす。
「今夏、人が乗れるグラスファイバーかカーボン製の長さ5、6メートルの実機を作成し
試験を許可してくれるどこかの湖上で飛ばしたい」と鈴木氏。
最初に乗って飛行するのは「もちろん自分だ。機体が大きくなるほど空気をつかめ、安定して飛べるはず」と
少しも恐れていない。
歴史上の大発明家と変わらぬ、旺盛な開拓者精神がそこにはある。