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★橋下知事と記念写真、退職者半数が辞退…有料化「情けない」
・大阪府が、定年退職する府職員を対象にした知事との恒例の記念撮影で、今年度から写真の
無料配布をやめ、職員の自己負担に切り替えたところ、退職予定者らが反発、半数が橋下徹知事との
記念撮影を辞退した。
橋下知事が打ち出した財政再建策の一環だが、「退職金を5%カットされるうえに、写真代まで
払わせるのか」という不満の声が多く、現役職員からも「長年、府政に貢献してきた先輩に、
あまりに失礼」と同情論が持ち上がる事態に。急きょ、府職員互助会が全額を肩代わりすることになった。
記念撮影は毎年、退職辞令を受け取る3月31日に府庁本館前で実施。
200人ずつに分かれて、知事ら府幹部との集合写真を撮影し、六つ切りサイズのプリントを配布する。
府はこれまで職員の福利厚生として全額を負担。昨年は約30万円を支出した。
しかし、「橋下改革」の歳出削減で、今年度は予算化が見送られた。
このため、府は退職予定者687人に「写真は今年度から有料。1人当たり1100~2500円」と案内。
記念撮影の参加者を募ったところ、毎年8割が参加するにもかかわらず、希望者は4割に満たない
260人にとどまった。
府職員互助会が全額を肩代わりすることになり、最終的な参加者は増えたが、それでも、ほぼ半数の
377人という。
撮影を辞退した男性職員は「金の問題ではない。長年の功労にもかかわらず、最後の最後で、こんな
扱いとは。情けなくて参加する気にもならない」と嘆いていた。
一方、定年退職者と知事との記念撮影で、プリント代や送料などを全額公費負担している兵庫県は
「退職記念で、感謝状と同じ扱い。今のところ、有料に切り替える予定はない」(人事課)としている。
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・府の定年退職者の場合、退職金は平均2661万円(06年度)で、今回の見直しで130万円程
度減額されることになる。(抜粋)
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