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百貨店などで販売する男性用化粧品の売り上げが好調で、異業種や外資系も参入して不況知らずのにぎわいをみせている。
昨年9月に男性スキンケア商品の販売を始めた大塚製薬も目標を上回る順調な業績をあげるなど、市場は活気を帯びている。
男性用化粧品市場は約1500億円ともいわれ、拡大傾向にある。
特にここ5年間で5%のシェアを伸ばしたスキンケア商品の潜在需要は高い。
先駆けは資生堂の「シセイドウメン」だ。平成16年の販売以来、毎年売り上げ2ケタ増を継続中で、
不況が深刻化する昨秋以降でも5%増を維持。利用者の中心は30、40歳代だが、
10代後半から60歳以上と幅広いニーズもあり、約7割が百貨店で購入するという。
商品開発責任者の岡部義昭さんは人気の理由を「90年代以降の男性の美意識変化があり、
化粧品はそれを実現する手段の一つに過ぎない」としたうえで、「男性が自分で購入する抵抗がなくなってきた。
女性と比べて一度商品を決めると他に目を向けず、継続的に購入する傾向が強い」と分析する。
資生堂では個性的な取り組みを展開する。テレビCM放映は販売当初のみで打ち切り、
その後は全国主要7都市で「スキンケア化粧品講習会」を開き、啓蒙(けいもう)活動を行ってきた。
手に取って試す実地の営業が実を結び、固定客の取り込みに成功した。
また、百貨店の化粧品売り場に商品を陳列し、女性と同様にカウンセリングなどのサービスも行っている。
「最近は一人で訪れる男性も多い」(販売担当者)という。
「一番に心がけているのは男性を応援すること。世の中の男性がきれいになれば、女性も喜ぶ。
文化・習慣で男性を応援したい」(岡部さん)と現在、悩み別のニーズに応える新商品の販売も検討中だ。
3月30日19時14分配信 産経新聞
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品そろえも豊かな人気のメンズ化粧品=日本橋タカシマヤ6階・資生堂売場(写真:産経新聞)
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